INAXブランドの温水洗浄便座が発火する事故が2007年6月―2008年9月に合計5件発生したとして、経済産業省は11月26日に消費者へ注意を呼びかけた。いずれもアイシン精機製で、便座につながる電気コードが便器の内側に露出している。コードが経年劣化で断線し、そこに尿がかかったことなどが発火の原因になった恐れがある。
INAXは同様の構造を持つ製品を日本総合住生活、ブラザー工業、旧松下電工(現パナソニック電工)の3社に供給した。またアイシン精機もINAXのほか積水化学工業、長府製作所、マキタ(旧マキタ電機製作所)の3社に供給した。
販売期間は1982年―1998年で、販売台数は合計60万8831台。INAXとアイシン精機はこれらの温水洗浄便座に関して無償で電気コードなどの不具合を確認するとしている。すでに製造が終了し、修理する部品がないため、不具合がある場合は火災が起きないよう暖房機能を止める。
INAXによると事故が発生したのは、使用し始めてから18―23年が経過し、暖房機能が故障していた製品。5件の事故のうち広島県と千葉県で起きた2件については、便座のヒンジピンや固定用ゴム台が外れ、コードに過度の負荷かかったまま長期間使用して断線したとみられる。大阪府、愛媛県、熊本県で起きた3件の事故は、断線の原因を特定できていない。
INAX製の便座ってのもあまりきいたことはありませんでしたが。